1リットルの涙
『1リットルの涙』はドラマ・映画にもなっていて、
知っている人も多いかと思います。
ドラマの方が有名ですが、映画にもなっているんですよ!
発病すると、だんだん手足を思うように動かせなくなって行き、
話すことも、自分の力で起き上がることすらも困難になる
骨髄小脳変性症という、過酷な運命を背負った少女の闘病記です。
亜也さんは病気の進行が早かったようです。
世の中にはありとあらゆる病気があって、
健康であることは奇跡なのかもしれません。
私は手も足もちゃんとついていて、ちゃんと歩いたり、
書いたりできるし、目も見えるし耳も聞こえる。
それって、幸せなことなんだって思えるドラマです。
涙なしには見られません。これは、名作です。
何度見ても泣いてしまいます。
世の中には「泣ける話」と謳ったものが溢れかえっていますが、
やっぱり実話ほど泣けるものはないですね。
映画はどちらかというと淡々と進んで行きますが、
ドラマは心理描写が細かく、感情移入しやすいです。
映画で亜也を演じた大西麻恵さんも、
ドラマで亜也を演じた沢尻エリカさんも、
どちらも迫真の演技でした。
大西麻恵さんは亜也を演じるにあたって
実際に支援学校に足を運んだそうで、とてもリアルです。
ちなみに、ドラマ版に出て来る遥斗は架空の人物で、
「亜也にも恋を体験させてあげたかった」という
亜也さんのお母さんの意思を酌んで出来た設定とのことです。
*「伝えることをあきらめちゃいけない。
聞く気持ちがある人には、必ず伝わるから」
(亜也の主治医・水野先生の言葉)
*「俺、おまえが話すなら、どんなゆっくりでもちゃんと聴く。
電話で話せないなら、こうやって直接会いに来る。
俺、イルカじゃねえし、おまえもイルカじゃねえし。
おまえが歩くなら、どんなにゆっくりでも一緒に歩く」
(亜也のクラスメイト・遥斗の言葉)
『1リットルの涙』を観て、脳の働きについてもっと知りたくなったので、
色々調べてみたら「脳ってスゴイな~」と感動しました。
脳が働いてくれているから、私たちは意識することもなく
手足を動かしたり、話したり出来るんです。
当たり前のことですが、当たり前のことを当たり前にできるって、
実はそれだけでもすごいことなのではないでしょうか?
脳を労わらなきゃな、と思いました。